拓馬篇-8章5 ★ ヤマダはひとつめの箱があった教室を出た直後、廊下の突き当たりへ向かう。「こういうのは端っこから攻めていこう」 隣の教室に行くのを赤毛が引きとめる。「そちらは例の怪物がいました。注意してくだ… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-8章4 ★ ヤマダは教卓に置かれた木箱を持ち上げた。四方から箱の形状を確認する。上へ下へと観察したところ、上面の問題文が普通に読める位置から見える側面──正面側に、取っ手のついた引き出しがある。「じゃ… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-8章3 ★ 三人は何秒ぶりかの床の感覚を得た。赤毛が拓馬たちを解放するとヤマダが「本当に飛んだねー」と感嘆する。「赤毛さんは飛べる術を使ったの? それとも飛べる生き物が人に化けてるの?」「いまは無駄話… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-8章2 ★ 1 拓馬たちは職員室へ足を踏み入れた。室内は普段通りに机や事務用品がならんでいる。だがその使用者たちの姿はない。「先生たちもいねえか。どうなってんだ?」「災害がおきて、避難したってこと、ある… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-8章1 ★ 拓馬が目を覚ますと頬に冷たい感触があった。視界はひどく低い。床にたおれていた、と気付くのにいくらもかからなかった。眼前には机と椅子の足が複数直立する。その中で、髪の長い女子生徒の横たわるさ… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-8章◇ 一体の異形が覚醒する。異形は自分が寝ていたことを不可解に思った。だがこの場に居心地のよさを感じるせいで、その疑問は簡単に思考の外へいった。 消耗していた精気が満ちていく。この感覚は故郷のそ… 拓馬 長編拓馬
拓馬篇-7章6 ★ 試験結果がすべて発表され、問題の解説を授業で聞く日々。一通りの解説が終わったあとは、試験で一定の点数未満を取得した者に科目ごとの追試が課せられる。そしてヤマダは英語の追試日を言い渡された。… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬