クロア篇に関する設定 - 木瓜咲く

クロア篇に関する設定

2019年1月4日金曜日

クロア 設定 目次・説明

時代はトリフ暦980年設定(現状はあまり意味のない舞台背景)

聖王国アンペレ


クロアの住む領地内の都市部。物作りが盛んな職人の町。
地理的に尚武の国と近い。その国の中には商売が盛んな町があり、その町へ納品する物や聖王国内に輸入する商品の流通も担う。
物を作るか商売をするかという人が集まりやすく、そのせいで武芸を志す者がよその地域に流れていく。
結果、万年兵力不足に悩まされている。
お隣の国とは仲が良いので攻められる心配はないが、領内の犯罪や害獣被害には後手に回りがち。
まともに戦える人材が限られるため、力自慢な公女に頼りきりになっている。
先代の領主の時代も当時の公子(クロアの父)が荒事の対処をしてきた実績があり、領民はそれが普通なことだと認識している。

石付きの魔獣


マッドなサイエンティストが既存の生物に手を加えたという怪物。
体の一部に赤い宝石が埋まっていて、その石が宿主を凶暴化させる。
凶暴になった怪物は人を襲う被害を出すので、大陸中の者が迷惑している。
なんの目的でそのような生き物が放出されるのか、解明できていない。推測の中には「愉快犯」や「自分以外の生物を憎んでいるから」といったもっともらしい仮説が複数挙がる。

この石の影響で、元は普通の生き物が魔獣化する場合がある。ただし元から魔獣だった者も改造の被害に遭っている。
また改造対象は人間にもおよぶ。
その際に被害者は拉致されるため、人さらい事件のいくつかは一連の騒動と同じ犯人が起こしたのだと誤認されることもある。


お知らせ

25-4-20.旧ブログからの引っ越しリンク公開。目次記事のリンクは未修正。お品書きだけは早々に直します。

検索

最新記事

  • 習一篇-5章2

     習一は外気の熱にうだりながら、黒灰色のシャツを見失わないように歩いた。銀髪の教師は進行方向を見つつも習一を置き去りにしない歩調を...

  • 習一篇-5章1

     習一たちは午後も図書館に居続けた。習一は残る五教科の理科と社会科のうち、教科書を持参した政治経済に苦戦する。教科書にない作文の解...

  • 習一篇-4章8

     習一は喫茶店で腹いっぱいに朝食を食べた。同伴者が栄養不足な習一のため、と言って彼の分の肉とパンが半分ばかし習一に渡り、習一は予想...

  • 習一篇-4章7

     銀髪の教師が飲食店に入る。入店時、ちりんちりんという鈴の音が鳴った。その音は入口の戸の上部から聞こえてくる。習一も店へ入り、戸を...

  • 習一篇-4章6

    「さっきの女の子はどこへ行ったんだ?」「この町のどこかにいると思います」 習一を起こしにきた少女はすでに別行動をとっている。予想範...

QooQ