習一篇-4章1 終業式を終えたあと、習一はどの生徒より早く校舎を離れた。外で待っている銀髪の少女と早々に合流しておこうと考えたからだ。真夏の真昼間の外で、長時間の待機は過酷である。熱気の苦手な習一ならば一… 習一 長編習一
習一篇-3章7 習一はサンドイッチのうちツナ入りのものをはじめに食べた。マヨネーズであえたツナとしゃきしゃきしたレタスの食感がある。味そのものはありふれたもののように感じる。だが口の中に旨みが染みわたった… 習一 長編習一
習一篇-3章6 窓を叩く音が鳴った。物音で起こされた習一は窓を見る。昨日に引き続き、またも銀髪の少女が窓の縁にいた。あの調子だと今後も窓が彼女の玄関口になりそうである。��鍵、開けとくか?) いまのところ… 習一 長編習一
習一篇-3章5 習一は昼食を食堂で食べた。昼休みがもはや終わりにちかづいていたせいか、盛況なイメージのある食事処はすいていた。 その後の習一は授業の終わりまで座席に居ついた。途中で授業を抜ける選択もあった… 習一 長編習一
習一篇-3章4 習一は教室を出た。目下の移動先は校舎の外である。おそらく外に、今朝、習一を学校へ導いた少女がいる。彼女は習一の昼食を用意すると言った。だが部外者が校内へ入ることは一般的にはばかられる。事務… 習一 長編習一
習一篇-3章3 午前の授業がおわった。生徒たちは昼食をとりにかかる。その際、習一の席の周りにいた生徒は自席を離れるか、別室へ逃げていった。皆、問題児との関わり合いを避けている。習一はそれが当然のことだとし… 習一 長編習一
習一篇-3章2 「出席日数をかせいだほうがいいんだって」 その提案は銀髪の教師が言い出したのだろう。教職に就く者らしい意見ではあるが──「いまから? 遅刻確定じゃねえか」「ケッセキよりはチコクがいいんでしょ… 習一 長編習一