2018 - 木瓜咲く

習一篇草稿のあとがき

この物語はながらく未完のままでいました。
自前のテキストデータによると、2017年9月から放置していたものです。
ほかのデータでは同年1月に仮の完成稿がありました。当時の自分はその結末を不採用に…

後書き 習一

習一篇草稿-終章下

7
 習一は自宅の玄関前に立った。押し慣れない呼鈴を鳴らす。これは家人が起床しているか確認する行為だ。現在は早朝。暑さがひどくならないうちに用事を済ませたい、と習一が考えたうえでの訪問ゆえに、…

習一 習一篇草稿

習一篇草稿-終章中

4
「六月、あんたはオレを襲った。それはなんでだ?」
「貴方が邪魔でした。オヤマダさんたちに報復をしようとする、貴方が」
「覚えてねえな。オレがそんな計画を立てたことをどうやって知った?」
「貴方が…

習一 習一篇草稿

習一篇草稿-終章上

1
「ごめんね、すごくこわかったでしょ」
 異形は銀髪の少女に変貌し、涙を流す習一を抱きしめた。彼女は習一の背中をやさしくさする。その接触が、過去に奪われた体の実在を証明した。
「記憶、もどった?…

習一 習一篇草稿

習一篇草稿-7章

1
 朝方は昨日の肉詰めピーマンの残りとイチカ手製のフレンチトーストを食べ、習一たちは外出した。新品のサンダルは足が蒸れないので快適であり、習一は良い買い物をしたと満足がいった。三人は公共交通…

習一 習一篇草稿

習一篇草稿-6章

1
 夕飯時になると習一たちは猫らを別室へ移動させた。手作りの居住地と、購入したという猫用のトイレも一緒に運びおえ、小山田家の食卓が始まる。仕事のあったノブは途中から加わり、食後のデザートがあ…

習一 習一篇草稿

習一篇草稿-5章

1
 夕飯後は小山田手製のクッキーを食べ、習一は満腹になった。この菓子は教師も「おいしいです」と言ってよく手をつけた。彼の夕飯の握り飯と糠漬けは二つとも小山田の手作りであり、そのことを習一が指…

習一 習一篇草稿

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25-4-20.旧ブログからの引っ越しリンク公開。目次記事のリンクは未修正。お品書きだけは早々に直します。

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