拓馬篇-9章4 ★ 「一つ、術者が彼女限定で開けられるよう細工した。判別方法は彼女の掌紋なり生体反応なりあるでしょう。二つ、箱になんらかの術がかかっていて、その術を解除する能力を彼女が備えている。これは稀にいま… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-9章3 ★ 「箱を集めてきましたよ。解答は任せます」 赤毛は両手に持った箱をヤマダ付近の机に置く。あらたに現れた箱は二つだ。「二個か……さっきあんたが持ってきたのは三個で、一個はとなりの教室にあったから… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-9章2 ★ 「なあ、俺たちっていつになったらここを出させてもらえるんだ?」 拓馬は自分たちを監禁した者の縁者に問う。銀髪の少女はヤマダに寄り添ったままだ。「わかんない」「あの大男はお前にも教えてないのか… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-9章1 ★ コンコン、と教室の戸が叩かれた。戸の窓ごしに赤毛の頭部が見える。赤毛が入室してくると、その片腕には箱が二つ抱かれ、さらにその箱の上に箱をひとつ乗せていた。「一時、置きます。これ以上は運びに… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-8章6 ★ 拓馬は椅子を持ち寄った。自分と、銀髪の少女が座るためだ。拓馬がひとつめの椅子をねむるヤマダの隣りへ仮置きすると、色黒の少女がそこに座った。拓馬は内心、椅子を置く場所をしくじったと思う。もと… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-8章5 ★ ヤマダはひとつめの箱があった教室を出た直後、廊下の突き当たりへ向かう。「こういうのは端っこから攻めていこう」 隣の教室に行くのを赤毛が引きとめる。「そちらは例の怪物がいました。注意してくだ… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-8章4 ★ ヤマダは教卓に置かれた木箱を持ち上げた。四方から箱の形状を確認する。上へ下へと観察したところ、上面の問題文が普通に読める位置から見える側面──正面側に、取っ手のついた引き出しがある。「じゃ… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬