木瓜咲く

拓馬篇-7章4 ★

翌週、拓馬は教室で浮かない顔をした三郎に会った。正しくは、拓馬が入室した途端に三郎の顔色がくもった。拓馬を見かけたのをきっかけに、大男の一件が連想されたらしい。
「あの男、めちゃくちゃ強かっ…

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拓馬篇-7章3 ★

公園でヤマダらを待つ拓馬は、ふと気がかりなことを思い出した。一緒にいたはずの、シズカの犬をさっきから見ていない。拓馬は犬の所在を気にしたが、あまり心配にはならなかった。犬が不在になる理由は…

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拓馬篇-7章◆ ★

使い古された音楽が流れる。閉館の合図だ。利用客を追い出そうとする曲を、金髪の少年は不快に感じながら聞いた。少年は仕方なく、机に突っ伏した上半身を起こす。何十分ぶりかに周りを見てみると、図書…

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拓馬篇-7章2 ★

「その子に手を出すの、なしね」
 ノブの友人──崔俊という中国人──が立ち上がる。一見普通の中年男性だが、その体は図抜けてタフかつ身軽だ。大男はぐったりするヤマダを寝かせ、彼女から離れる。
「……

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拓馬篇-7章1 ★

時刻は夜の九時頃。ヤマダの作戦を実行するにあたり、拓馬たちは以前に不良と格闘した公園にきた。連中はあれ以来、公園に現れていない。一度学校の近辺を張りこまれたこともあったが、それから目撃情報…

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拓馬篇-7章◇

廊下の喧騒が薄らいでいた。教室と廊下にいる生徒がへってきているのだ。多くの生徒は部活をしに行ったか、役員の務めを果たしているか、帰宅したか──そんな雑念が、廊下で勉学中の椙守の思考にのぼっ…

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拓馬篇-6章6 ☆

休み明けの放課後、拓馬は数人のクラスメイトとともに空き教室へ移動した。集合目的はヤマダの大男捕獲作戦を聴講すること。同席者にはヤマダが協力を打診した須坂もいる。意外にも、須坂はあっさり承諾…

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25-4-20.旧ブログからの引っ越しリンク公開。目次記事のリンクは未修正。お品書きだけは早々に直します。

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