拓馬篇-6章◆ 美弥とヤマダは銀髪の教師の部屋へ訪れた。美弥はもともと彼の部屋番号を知っており、部屋主の案内がなくとも訪問できた。ヤマダとの話し合いの場はここでも自室でもかまわないのだが、せっかくの機会な… 拓馬 長編拓馬 美弥
拓馬篇-6章◇ 日曜日の朝九時すぎ、ヤマダは学校関係者が居住するアパートへ訪れた。手には自家製の焼き菓子の入った紙袋がある。これは美弥への贈りもの。依頼の報酬兼訪問に対する詫びのつもりだ。手土産を理由に門… 拓馬 長編拓馬
拓馬篇-6章5 ★ シズカの返答は迅速だった。引き綱をつけたトーマがもどってきたとき、機器の受信反応があった。拓馬はただちに内容を確認する。 意外なことに、シズカはヤマダの無謀な計画に同意した。『大男さんは紳… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-6章4 ★ 早朝、拓馬はアラーム音で覚醒した。部屋はまだすこし薄暗い。一瞬、どうしてこんなはやくに目覚ましの設定をしたのかわからなかった。寝返りをうっていると、昨日自分がすっぽかした家事があることを思… 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-6章3 ★ 1 拓馬がめざめたのは夕飯時だった。家族はさきに夕食をとっており、寝過ごした拓馬も早々にくわわる。今夜ひかえたシズカとの通話に専念できるよう、夕飯を早めにすませた。ほかの雑事もおわらせるため… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-6章2 ★ まぶたを閉じた視界にモノトーンの景色がひろがる。拓馬が真っ先に視認したものは、机に向かう男性の姿だ。周囲にも机と椅子がならぶ中、男性はひとり、開いた本を見たり紙になにかを書いたりしていた。… 拓馬 短縮版拓馬 長編拓馬
拓馬篇-6章1 ☆ 拓馬はヤマダと別れた。自宅にたどり着くと玄関口に猫が座っている。全体の毛皮は白いが顔のまん中や耳先、足先が黒い。シャム猫のような柄だ。ヤマダがこの場にいたら、即行でかまいにいきそうである。… 拓馬 長編拓馬