2020年10月22日木曜日 習一篇-4章1 終業式を終えたあと、習一はどの生徒より早く校舎を離れた。外で待っている銀髪の少女と早々に合流しておこうと考えたからだ。真夏の真昼間の外で、長時間の待機は過酷である。熱気の苦手な習一ならば一… 習一 長編習一
2020年10月14日水曜日 習一篇-3章7 習一はサンドイッチのうちツナ入りのものをはじめに食べた。マヨネーズであえたツナとしゃきしゃきしたレタスの食感がある。味そのものはありふれたもののように感じる。だが口の中に旨みが染みわたった… 習一 長編習一
2020年10月9日金曜日 習一篇-3章6 窓を叩く音が鳴った。物音で起こされた習一は窓を見る。昨日に引き続き、またも銀髪の少女が窓の縁にいた。あの調子だと今後も窓が彼女の玄関口になりそうである。��鍵、開けとくか?) いまのところ… 習一 長編習一